アスファルトは原油から精製されたものであり、粘性の高い液体です。道路の舗装に使われる際には砂や砂利などと混ぜることによって使われています。意外とアスファルトの割合は少なく、多くても1割程度です。道路としては車の乗り心地も良く、騒音や振動が少ないので重宝されています。また施工してからすぐに道路が使えるようになることもよく使われる理由です。アスファルトを利用した排水性の高い道路もでてきています。今回は、この雨に対するアスファルト舗装について紹介したいと思います。排水性舗装という新しい工法は、あえてアスファルトの中に水を浸透させることで排水を行います。アスファルトの下に水を通さない層を作り、そこに水が当たると側溝に水が流れ出るようになっているのです。この道路だと水たまりができにくいので歩きやすくなりますし、水が少ないので足が濡れることが少なくなります。もう1つ雨に対する舗装としては透水性舗装があります。こちらも雨水を浸透させるものですが、側溝には流さずにそのまま地中に流し込むようになっています。自然に近い形で排水をするので環境改善が見込まれていますが、流した雨水が土も流してしまう可能性があるので、車の通りが多い道路にはあまり使われない舗装方法です。このように雨などの環境や用途によって様々な舗装方法があるようです。