現代では殆どの道路は舗装工事がされております。日本を含む先進国ではアスファルト舗装が主流となっていますが、開発途上国ではコンクリート舗装が使われている国があります。コンクリート舗装は摩耗しにくく、維持費を含めた長期的なコストを考えると、安価であるのが特徴です。それに対して、アスファルト舗装は固まるまでの時間が速く、継ぎ目がない道路を作ることが出来るといったメリットがあります。車が走った時に出す騒音もアスファルト舗装のほうが静かなため、日本では国道の約90%でアスファルト舗装が選ばれています。アスファルト舗装は、石油から作られるアスファルトを、砂利などの材料と工場で加熱混合して道路に敷き詰めることで作られます。アスファルト舗装の特色として弾力性があります。車の通行がスムーズに行われていると、アスファルト舗装は元に戻るのですが、車の重量が渋滞などで長時間かかると次第にへこんでしまいます。車を運転していると、時々タイヤが接地する場所がへこんで轍が出来ている場所があると思います。特に夏場など、温度が非常に高くなる季節になると、この現象は早く進行する傾向があります。この轍が深くなると、ハンドルを取られて危険なため、補修が行われますが、最近では舗装材を解消して変形しないアスファルト舗装の研究が進んでいます。