舗装工事を考えるとき、コンクリートを使うかアスファルトを使うかで迷われる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。どちらも舗装にはよく使われる材料ですが、その持ち味はそれぞれ違います。そこで今回は、コンクリート舗装とアスファルト舗装の利点や特徴について、紹介していきましょう。まず、コンクリート舗装のメリットとしては、耐久性に優れている、真夏の路面温度の上昇が比較的抑えられるなどがあります。しかし、工事の単価が高いことや、コンクリートが冷えても強度を出すために時間を置く必要があるという面もあります。一方、アスファルト舗装に関しては、工事の単価が安い、路面が冷えればすぐに走行可能なため、工事時間が短くて済む、路面が柔らかく、走行性が静かであるなどのメリットがあります。しかし、耐久性が低いという特徴があり、都度メンテナンスをしなくてはいけません。また、真夏の直射日光のもとでは路面が高温になります。気温が高くなる日中、バイクなどを停める時は注意が必要です。このように、両者の特徴や利点は全くといっていいほど異なるので、それらを十分考慮してどちらの素材を使うか選ぶようにしましょう。これぞまさに、適材適所と言えるのではないでしょうか。