多くの道路と呼ばれている場所にはアスファルト舗装が施されています。 アスファルトはよくコンクリートと混同されますが、全く異なるものです。 まずアスファルトは原油を絞った際に出る残りカスで作られており、コンクリートは砂などを原料としたセメントで作られています。 そして多くの道路で利用されているのはコンクリートでは無く、アスファルトです。 これには大きな理由があります。 道路は人々が生活する上で非常に大切なものです。通学や通勤をするにも必ず道路を通らなくてはなりません。 そのため、舗装工事にかける時間は出来るだけ少なく済ませたいものです。 しかし、もしも道路をコンクリートで舗装すると、完全に固まるまでコンクリートの上を歩くことは出来ません。 一方アスファルトは固まる時間が非常に短く済むため、舗装工事をした後も道路を長期間封鎖することなく、 通行をスムーズにすることが出来ます。 またコンクリートに比べてアスファルトは耐久性に優れています。 コンクリートは固まった後は非常に固くなるため、ある程度の衝撃が加わるとすぐに割れたりしますが、 アスファルトは柔軟性があるため割れにくく、頻繁に舗装のし直しをする必要がありません。 もしも道路に穴が開いてしまうと、車のハンドルを取られたり、バイクのタイヤが引っ掛かったりすることで重大な事故に繋がる危険もあります。 アスファルトは私達の生活をしっかりと守り続けています。