土や砂利等と比較して、非常に頑丈かつメンテナンスもほぼ不要なアスファルト舗装。普段目にする道路や駐車場などはもちろん、ご家庭のお庭にアスファルト舗装を施すこともあります。便利なアスファルトですが、水たまりができやすいという欠点もあります。そのためアスファルト舗装は緩やかな勾配をつけて水を流す形をとっていることも多いですが、轍などの窪みが発生していれば意味がありません。水たまりは、水跳ねによって体を濡らされるだけでなく、場合によっては自動車や歩行者のスリップを引き起こす危険もあります。また。アスファルト舗装の劣化にもつながります。
この問題を解決するために、アスファルト舗装にも新しい技術が用いられるようになりました。例えば、「排水性舗装」という物があります。これは粒の粗い舗装材を用いることで、舗装の内部に水を浸透させ、側溝などに水を排出する舗装です。また、「透水性舗装」というものもあります。これは地中の内部にまで水を流し込む舗装で、水たまりを防ぐだけでなく、地中の環境の維持にも役立ちます。
このように、アスファルト舗装にも新たな技術が生まれています。アスファルトも決して万能ではありませんが、より使いやすく、より便利なようにと改良が加えられています。アスファルト舗装は舗装方法としては敷居が高く感じられるかもしれませんが、長期にわたって安心な舗装方法ですので、一度ご検討されてみるのも良いでしょう。