アスファルト舗装の特徴として、施工後温度が低下すればすぐに通行可能になるというメリットがあるため、一般的に気温の低い冬期はアスファルト舗装に適して季節と言われています。しかし、注意点もあるのです。まず、1つめの注意点は、先程のメリットです。冷えると固くなるというメリットは冬期にはそのまま注意点となります。元々気温の低い時期になるため、アスファルトの温度が下がりやすく、作業をもたついていると、敷設前に運搬車内で固まってしまったり、敷いてもならす前に固まり、凹凸ができてしまったりといった事があるのです。また、冬期の雪が降っている間は別の注意点があります。それは雪解け水の侵入です。基本的にアスファルト舗装は、路面が乾燥している状態で行う必要があります。ですが、もし雪解け水が施工中のアスファルトに侵入してしまうと、施工不良を起こす場合があります。アスファルトは比較的加工が簡単なため、再施工を行うことも出来ますが、費用や時間や手間が余計にかかってしまいます。また、アスファルトだけでなく、作業員の健康状態にも注意が必要になります。寒さが増せばどうしても体の動きは鈍ります。すると、普段よりも施工時間がかかってしまうこともありえます。このように、冬期のアスファルト舗装は他の時期とは違った側面の注意点があるのです。この時期にアスファルト舗装を検討されている方は、そういった点に注意して行いましょう。