私たち人間にとって、効率良く安全に歩いたり自動車を走らせたりするためには、道路の舗装が欠かせません。もしも舗装がされていない土がむき出しの地面では、砂埃が舞ったり、地面がぬかるんだりと多くの問題を引き起こします。アスファルトは、そのような舗装工事の中でも特に利用される頻度の高い舗装方法です。敷設が簡単で頑丈なアスファルトは、交通を影から支えています。そんなアスファルトも、長く使用されていれば劣化していきます。具体的には、どのような状態になってしまうのでしょうか。
アスファルトは、継続する大きな負荷に弱いという特徴があります。そのため、交通量が多い道路では「轍掘れ」や「ひび割れ」が発生するようになります。そうして水が溜まりやすくなると、アスファルトの内部に水分が浸入し、内部の路盤や路床が侵食されてしまいます。そうなりますと劣化はさらに進行し、道路がでこぼこになったり穴が発生する事もあります。そうなりますと舗装の機能を著しく阻害し、最悪の場合事故につながります。
アスファルトのメンテナンスとして、補修工事を行うという方法があります。そのままアスファルトをかぶせる「オーバーレイ舗装」や、路盤から整える「打換え」など、その時々の状況に応じて補修工事を行います。アスファルトは小まめなメンテナンスが必要なわけではありませんが、その状態のチェックは怠らないようにしましょう。