コンクリート路面と異なり、アスファルトの路面は定期的に保守と点検をしなければ行けません。その理由を幾つか上げてみます。 まず第一に、アスファルトは変形します。一見硬そうに見えるアスファルトの路面ですが、高温さらされると溶けてしまう性質があります。元々アスファルトは石油製品の1種で、それを混和された砂利などと混ぜ合わせることで、路面として成形しているそうです。 つまり、夏場などに熱せられたアスファルトの上を重量の大きな車両が通ったりすると、その部分だけどんどん凹んで轍(わだち)が出来てしまいます。 しかも低温なら良いのかというわけではなく、低温でも劣化が進みやすい性質も持ち合わせています。 また、周辺に木などが植えられていると、アスファルトの路面に根が入り込んで、路面を持ち上げてしまう場合があります。これはその上を走る車を揺らし、自転車やバイク、人にとっては転倒の危険がある場所になる危険があります。 更に、屋外で使用されるアスファルト路面は気温だけでなく太陽光、雨、雪などにも晒されます。太陽光の紫外線はアスファルトの構成物質を分解していきますので、放っておいてもアスファルトは劣化していくのです。