アレンジアスファルトという言葉をご存知でしょうか。アスファルトは、色を変えることが出来るコンクリートに比べると、デザイン性が低いと言われていました。カラー材を吹き付け、アスファルト表面にデザインする方法もありますが、施工当初はきれいに仕上がっても、時間の経過によりカラー材が白っぽくくすんでしまう、白華現象を起こしてしまったり、熱によって膨張と伸縮を繰り返すアスファルトの変化に表面のカラー材がついていけず、ヒビ割れてぼろぼろになってしまったりと、キレイな状態を維持することがとても難しいと言われていました。しかし、アレンジアスファルトでは薄層モルタル工法により、従来のものとは別物のアスファルトデザインが実現できるようになったのです。そもそもモルタルとは、砂とセメントと水を練り合わせて造る建築材料のことで、施工後に亀裂が入りやすいという欠点があり、外壁材として使う際は2層構造にした上に亀裂対策として塗装をするというものですが、アレンジアスファルトに使われるモルタル素材は、伸縮性に富んでおりアスファルトの膨張や伸縮にしっかり対応できるのです。これによりひび割れの可能性を最小限に留め白華現象を起こすこともないのです。さらに、アレンジアスファルトは施工する際、大きな機材を必要としないため、アスファルトが打てる場所であれば施工可能となります。また、短時間で施工が出来るという点も優れています。デザイン面でアスファルトの使用を悩んでいたという方でも、アレンジアスファルトであれば長期間オリジナルのデザインをキレイに維持することが出来ます。アスファルト舗装のデザインを悩まれているのであれば、アレンジアスファルトという選択も加えてみてはいかがでしょうか。