「アスファルト」と聞いてまず最初に思い浮かべるのは、道路=アスファルト舗装ではないでしょうか。道路舗装には大きく「アスファルト舗装」と「コンクリート舗装」の2種類がありますが、日本の道路には圧倒的にアスファルト舗装が多いのが実情です。では何故アスファルト舗装なのでしょうか。アスファルト舗装の最も優れている点は「硬化までの時間が短くて済む」ということです。道路は物流を円滑にするために重要なルートです。滞らせることのないようにするためには、新しく敷設するにも修繕するにも時間を掛けないということが大切です。しかしこの道路をコンクリート舗装で行なうと、硬化が始まるのに約1日、自動車が通れるようになるまでには更に1週間以上もの時間が掛かります。それに対してアスファルト舗装であれば、施工時の熱が冷めればすぐに自動車も通れるほど、硬化に時間を要しないのです。この施工のし易さが普及する大きな要因となっているのは間違いないようです。他にも、アスファルトの種類によっては撥水性・透水性の切り替えが出来るので、雨水の排水計画が立て易かったり、ある程度の柔軟性があるので、コンクリート舗装に比べ自動車が通った時の騒音が少なくて済むという利点もあります。このように道路に多く使われているのにはそれなりのメリットがあるからです。舗装をお考えであれば、是非アスファルト舗装を検討してみましょう。