舗装には2つの種類があり、アスファルト舗装とコンクリート舗装があります。 主に見るのはアスファルト舗装の方ではないでしょうか。コンクリート舗装はアスファルト舗装に比べて強い性質を持っていますが、固まるのに時間が必要なので、大型車が多く通る道路や定期的な補修が難しい場所に使われています。 対してアスファルト舗装は温度に影響されやすい面がありますが、コンクリート舗装よりも施工が容易ですので一般的な舗装に多く使われているのです。 そしてより多くの場所で使われるアスファルトには種類によってそれぞれの環境に合った機能が備わっています。今回はその一部をご紹介します。 まず高速道路に使われる舗装は雨水を路肩に流すように作られていることはご存知でしょうか。車が高速度を出すので、舗装の表面に水があるとハイドロプレーニングを起こしたり、水はねの原因になったりするからです。 反対に水を地面まで通して水たまりをなくしたり、洪水の抑制したりする機能を持ったアスファルトもあります。こちらは道路だけでなく、歩道や駐車場によく使われます。 雪国ではロードアスファルトと呼ばれるものが多いです。アスファルトに砕石の粒を混ぜ、スリップ防止のために摩擦を高めた舗装です。 珍しいものではキャタピラ用のアスファルト舗装もあります。これはアスファルトの中にセメントの層を作った舗装で、重機の移動が多い資材置き場や構内に施工されます。 他にも舗装される場所によって種類があるのですが、今回はここまでです。 もしアスファルト舗装をされる際には、その場所の環境や用途に合ったものにしてもらいましょう。