道路が舗装される意味を考えたことがあるでしょうか。舗装には道が雨によって泥になってしまうことや乾燥時に塵や砂が舞うことを防止するといった役割、道を平坦にして安全性や快適性を向上させるといった役割があります。分かりやすく例をあげますと、舗装されずに石がゴロゴロと転がっている道は車で走行するのにも、歩くのにも不安がありますよね。実際に躓いてケガをしたり、車や自転車がパンクしたりということもあったでしょう。舗装にはこれらを防ぐ大事な役割があるのです。この舗装に使われる主なものに、アスファルトやコンクリートがあります。そして、最も使われているのはアスファルトでしょう。では、なぜアスファルトによる舗装が多いのでしょうか。それはアスファルトでの舗装が安価であり、非常にやりやすいためだと考えられます。舗装工事をするとなれば道を制限することになります。そこで、何日間も道を制限するのは困難というものですよね。アスファルトは固まるのに数時間ほどかかるものの、その後には車での通行に支障がありません。逆にコンクリートは強度が非常に高くはあるものの5日間は車の通行が制限されます。日々、通る道だからこそ舗装が必要ですが、舗装によって道が通れなくなっては本末転倒というものですよね。そのため、アスファルトでの舗装が多いのです。