アスファルトには「強度に対して施工費用が安価」「施工が短期間で完了する」といったメリットがあります。特に不備などがなければ、10年20年と変わらず使用することができます。しかしアスファルトも全く劣化しないというわけではありません。高温になれば柔らかくなってしまいますし、何度も車などが通れば徐々に轍もできるようになってしまいます。さらに状態が悪くなれば、デコボコが大きくなったり、ひび割れたりしてしまいます。そうなれば、自動車や歩行者も安全にその道を通ることができなくなってしまいます。それを防ぐために、時にアスファルトは切削工事をしなければならないのです。
アスファルトを切削するということは、デコボコになっている路面を平らにすることで、元の性能を回復させる工事の事を言います。切削工事と言っても幾つかの種類がありますが、その中でも最も利用されているのが「切削オーバーレイ」という工法です。この工法では、表面のデコボコが発生している部分だけを切削機で削り取り、そこに新たにアスファルトを舗装します。この工法は古いアスファルト舗装を全て取り除くわけではないため、施工期間が短く、路面もすぐに解放する事ができます。
アスファルトには毎日のメンテナンスなどは特に必要ありませんが、時にこのような切削工事を行わなければならない事があります。当たり前ですが、このような工事はアスファルトや切削機、ローラーなどの重機も必要になりますので、誰でも行える様なものではありません。そのため、アスファルトの状態が悪い時には当サイトまでご相談いただければと思います。