アスファルトというと、パッと人工的なものをイメージする方も多いのではないでしょうか?中には「アスファルトは有害だ」「環境に悪い」といった意見をいう人もいます。
確かに真っ黒で、舗装する際にも強烈な臭いを発することもあるため、アスファルトに人工的な要素を感じて不安を覚える人も少なくありません。
アスファルトというのは自然でも発生しているものです。もともとアスファルトの起源は古く、古代エジプトではミイラの防腐剤としても使用され、旧約聖書にもノアの方舟に水が入ってこないようにアスファルトを使用したとされる記録があります。
日本の古代遺跡においても、アスファルトが矢尻や漁業に使用する網の接着などにも使用されていたという痕跡があり、実はアスファルトはかなる古くから人類が使用し続けてきたものだったのです。
アスファルトは使用済みになると、産業廃棄物として処理されます。
きちんと処理をすればまたリサイクルすることも出来ますし、実際多少コストがかかってもあえてリサイクルのアスファルトを使っているという所もあります。
もしもアスファルトが有害なら、きっと人類は太古から使い続けたりすることもなかったでしょう。太古から私達の生活を支えてくれていたアスファルト、大切に使い続けたいですね。