アスファルト舗装をDIYでやってみる!危険なクラックや段差を自分で補修する方法


アスファルト舗装をDIYでやってみる!危険なクラックや段差を自分で補修する方法

 

自宅の駐車場や庭にアスファルトを用いる人が増えているようです。同時に、舗装をDIYで行う方も増加傾向にあるようです。

 

アスファルトを長く使用すると、ことでひび割れやへこみができてしまいます。放っておけば破損部分が広がり歩行中躓いてしまったり車のタイヤが引っかかってしまったりする危険があります。

 

今回は、DIYでアスファルト舗装する方法と手順だけでなく、舗装後に気になるクラックや段差の補修方法もご紹介します。

業者によるアスファルト舗装との違いと業者へ依頼するメリットについても触れていきますので、今後DIYでアスファルト舗装をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

アスファルト舗装は自分でできるのか?

アスファルト舗装は溶解や圧着のための重機を使用する大変な作業だと考えられがちですが、実は自分で行うこともできます。

自分で舗装する場合はプロが使用するアスファルトとは異なる素材を使用します。

また施工手順も大きく異なります。

 

ここではDIY用のアスファルトについて、アスファルト舗装を自分で行う場合の手順、自分で舗装する際の注意点について説明します。

 

DIY用のアスファルトも販売されています

DIY用のアスファルト舗装の材料はホームセンターなどで売られています。

溶解や圧着のための特別な機械を必要とせず、また常温で使用できるので、簡単に舗装できるのが特徴です。

通常のアスファルト合材は、溶解し冷却することで固まる仕組みになっており、硬化する前にローラーなどでしっかりと圧着する必要があります。

 

しかしDIY用のアスファルト舗装材料は舗装したい場所へアスファルトを敷き、締固めすることで固まるようになっています。やけどの危険性もなく施工自体も簡単に行うことができます。

 

DIY用の簡易アスファルトにおいて重要なのが締固めです。溶解し冷却させて固めるアスファルトとは違い締固めのみで固めるので、通常のアスファルトよりは衝撃に弱いです。

局部的に力が加わることで変形してしまうこともあるため、しっかりと締固めを行うのが大切です。

 

締固めに加えて接着剤を使用することでより強固なアスファルトに仕上げることができます。

接着剤にはアスファルト乳剤を使用します。こちらもホームセンターなどに売られており、簡単に手に入れることができます。

締固めだけでなくアスファルト乳剤も一緒に使用してより強固なアスファルトに仕上げましょう。

 

アスファルト舗装の手順

・エアコンプレッサーや箒などで舗装箇所の土や砂利、ほこりや雑草などを掃除する

・舗装箇所にアスファルト乳剤を頒布する

・その上に簡易アスファルトを敷く

・スコップなどで敷きならす

・しっかりと締固めする

・完全に硬化するまで数日間待つ(簡易アスファルトの種類によってはこの時に水をかけるものもある)

 

自分で舗装するときの注意点

プロが施工するアスファルトとは強度が違うため、締固めはしっかりと行うようにしましょう。

靴で踏みつけて締固めを行うと圧力が部分的に偏ってしまう可能性があるので、ブロックや角材、レンガなどの道具を使って締め固めることをおすすめします。

 

アスファルト乳液を使用するときは周囲のものに付着しないように注意しましょう。

アスファルト乳液の性質上服に付着してしまうとなかなかとることができません。周囲の物に付着した場合でも簡単に落とすことができないため、飛び散っても大丈夫なように、作業を行える服装と環境を整えましょう。

 

アスファルトのクラックや段差を自分で補修する方法


アスファルトのクラックや段差を自分で補修する方法

 

アスファルトの損傷具合によっては、店舗に売られている商品を使用することでアスファルトの補修を自分でも行うことができます。

損傷の程度に応じて使用する補修材が変わりますので、補修材選びは慎重に行いたいものです。

 

ここでは損傷具合と適した補修材の種類、補修剤ごとの使用方法、自分でアスファルトを補修する際の注意点についてご説明します。

 

アスファルトの状態で補修材が変わる

アスファルトの劣化には様々な症状があります。初期症状としては表面に亀裂が入り、ひび割れるというものです。

この状態にはシールタイプの補修材がおすすめです。シールタイプは3mm未満の浅いひび割れであれば様々な場所で使用できるように作られています。

 

補修時は水分やほこりがあるとうまく接着できない場合もあるため施工場所は十分に乾かしておく必要があります。

シールでは覆えない大きさや深いひび割れの場合はスティックタイプの補修材を使用します。

 

スティックタイプはタイヤの摩耗が多い場所への使用に向いています。

ただしこちらも補修時は水分やほこりに弱いため施工場所を乾燥させておく必要があります。

ひび割れを放っておくことでひび割れが深くなり、次第にポットホールができてしまうこともあります。

このような大きな損傷の場合はマイルドパッチなどを使用します。

 

アスファルトの補修手順

▽シールタイプの補修手順

・エアコンプレッサーなどを使用しひび割れ内部とその周囲の砂利や土、ほこりを取り除き、水分を飛ばす

・シールをひびの上に貼りつけローラーや踏みつけによって圧着する

・剥離シートをはがす

・ハンドバーナーなどで炙りなじませる

 

 

▽スティックタイプの補修手順

・エアコンプレッサーなどを使用しひび割れ内部とその周囲の砂利や土、ほこりを取り除き、水分を飛ばす

・スティックの先をハンドバーナーなどで炙り柔らかくする

・溶けたものをひび割れに垂らし流し込んでいく

・乾くのを待つ

 

アスファルトを補修するときの注意点

・接着力を高めるために路面の水分やほこりなどをよく取り除く

・水が常にたまる場所、溜まっている場所の施工はその後の劣化が早い

・加熱しすぎると劣化を早めてしまうため、バーナーを使用する際には注意する

・使用する製品の特徴や注意事項をよく理解した上で使用する

 

本格的な補修が必要なときは業者に依頼

簡易アスファルトや補修材を使用すれば自分でアスファルトを舗装することができます。

しかし本格的なアスファルト舗装を行いたい場合は業者へ依頼することをおすすめします。

 

DIYでのアスファルト舗装と業者によるアスファルト舗装との違いや業者へ依頼するメリットを見ていきましょう。

 

DIYはあくまで応急処置

便利な素材が増え、DIYでアスファルト舗装をできるようになってきました。

しかし自分で扱えるアスファルトはまだまだ業務用のアスファルトとは違い、業務用のような強度を再現することは難しいです。

 

また簡単に舗装・補修できる分、早く劣化しやすくひび割れの再発も起こるようです。

見た目も人工芝のDIYなどのようには綺麗にいかないことが多いです。DIYでのアスファルト舗装はあくまで応急処置という考えで行うのがよいでしょう。

 

業者は仕上がりがきれい

アスファルト舗装の業者は、溶解や圧着をするために専用の重機を使用するため、とてもきれいに仕上げてくれます。

素人が行うDIYでは表面をきれいな平らにすることが難しく、業者の舗装のような見た目の美しさを実現させるのは厳しいでしょう。

 

また重機による締固めを行うので、DIYでのアスファルト舗装とは違いとても強度があります。

舗装後はDIYより劣化しづらいことも業者へお願いするメリットの一つです。

 

業者はただアスファルトを舗装するだけではなく施工する場所の傾斜の計算も行っています

水はけなどが気になっている場合は業者に相談することで、傾斜をつける方法などを用いて解決できるかもしれません。

 

DIYと業者の違い

まずは使うアスファルトの種類が違います。

機械を使用しなくても簡単に施工できるDIY用の簡易アスファルトは、強度や劣化スピードなども業務用のアスファルトとは変わってきます。

締固めについても業者は重機を使用するためDIYよりも強度があります。最終的な仕上がりも業者へお願いする方が綺麗になります。

 

傷口やくぼみの応急処置をある程度行うことはできますが、広い範囲でアスファルトを舗装したいという場合は特に業者へ依頼することをおすすめします。

 

まとめ

アスファルトを自己舗装するためのポイントは以下のようになっています。

 

・DIY用の簡易アスファルトであれば重機などが無くてもアスファルト舗装ができる

・簡易アスファルトで強度を上げるためには締固めが大切

・アスファルト乳剤など接着剤を使用するとより強固になる

・アスファルトの状態に合わせて補修材を選ぶ

・仕上がりを気にするならやっぱり業者への依頼がおすすめ

 

アスファルトの破損をDIYしようと考えている方は以上の点を参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

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