家と同じように長く使用してく外構。せっかくなら家の雰囲気に合っていて便利なものにしたいと思いますよね。しかしいざどのようなデザインにしようかと想像しても、細部まで具体的には浮かびません。そんな時には、実際にどのような外構があるのか、どのような舗装の事例があるのかを知っておくことで理想の外構を見つけられるかもしれません。
ここでは外構工事でアスファルトを使った事例と舗装効果について、アスファルト舗装とコンクリート舗装の違い、理想のエクステリアに仕上げるためのポイントについて説明します。
目次
外構工事でアスファルトを使った事例と舗装効果
昔は外構にはコンクリートがよく使用されていました。アスファルトと言えば道路の舗装材というイメージがあります。しかし近年アスファルトの機能性の高さやデザインの増加により外構にアスファルトを使用する人も増えてきました。そのため外構舗装にはアスファルトとコンクリートのどちらを使おうか迷う人も多いと思います。
いろんなタイプの家における外構工事の事例を知ることで、参考にできるかもしれません。
ここではアスファルトを用いた外構工事の事例と舗装効果について紹介します。
アスファルトを使った工事の事例
【施工例1】
・施工イメージ
陸屋根を用いたモダンな家
色は黒基調でシックな感じ
全体的に無機質なイメージ
・要望
外構部分を家のイメージと合わせたい
デザイン性が欲しい
子供がいるので庭は無いが遊び場が欲しい
・舗装場所
駐車場
玄関前
【施工例2】
・施工イメージ
ところどころにレンガが使用された洋風の家
色はクリーム色とレンガのオレンジで明るい感じ
全体的に暖かいイメージ
・要望
家のイメージに合った洋風な外構にしたい
緑の多い外構にしたい
玄関前の階段横にスロープを取り付けたい
・施工場所
駐車場
玄関前
施工内容とアスファルト舗装の効果
【施工例1】
・施工内容
外構のメイン舗装にアスファルトを使う
部分的にコンクリートを使ってアクセントをつける
・効果
アスファルトの無機質感と家のデザインがマッチ
アスファルトはのっぺりした印象になりやすいが、アクセントを入れることによって全体的に引き締まる
部分的に芝生+砂利を入れてお子様の遊び場を作る
排水・大きなすべり抵抗のおかげで雨の日でも安心して歩ける・駐車できる
【施工例2】
・施工内容
駐車スペースにデザイン性の高いアスファルトを使う
スロープの脇にレンガを使用する
スロープの脇や駐車場の端など小さな面積に芝生や木を設ける
駐車スペースと玄関前を軽く区切るためにワイヤーメッシュフェンスを設置
・効果
スロープの脇や駐車場の隅に木を植えたり芝生を設けたりすることで緑が増え明るい印象になる
緑を入れることによって全体的に引き締まる
排水・大きなすべり抵抗で雨の日でも安心
アスファルト舗装とコンクリート舗装の違い
アスファルトとコンクリートにはそれぞれ特徴があります。機能性やデザイン性だけでなく価格や補修のしやすさなども、決めるためのポイントになってきます。アスファルトとコンクリートそれぞれの違いを見比べて、自分に合った舗装方法を見つけましょう。
ここではアスファルトとコンクリートの機能性、デザイン性の比較、舗装方法を選ぶポイントについて説明します。
機能性を比較
【アスファルト】
・走行性がよく、ロードノイズが生じにくい
・舗装がしやすく短時間で作業できる
・くぼんだりかけてしまった場合でも修理がしやすい
【コンクリート】
・耐久性・強度が高く、メンテナンスが少なく済む
・費用対効果が高い
・固まるまでの時間が比較的短い
デザイン性を比較
【コンクリート】
・モルタル造形 …… レンガタイルのようなデザイン
・オーバーレイ …… 本物の石に見える石畳風のデザイン
・生コン一発 …… 土間コンクリート舗装の表面にスタンプを押す作業によって床のデザインを選択できる
【アスファルト】
・ランダム・ブルーストーン …… レンガタイルのようなデザイン
・石切模様 …… さまざまな大きさの長方形がランダムに組み合わさったようなデザイン
・オールド・ロンドン …… レンガ畳で弧を描いたようなデザイン
・小ブル・サークル …… レンガ畳を円形に描いたようなデザイン
コンクリートのほうが、幅が広くデザイン性の高い模様を選ぶことができます。しかしデザインされたアスファルトもあるためオシャレな外構することも可能です。
舗装方法を選ぶポイント
外構を作る際、何を重視するのかによって舗装方法が変わってきます。
・頑丈さを重視する → コンクリートを選択する
・長年使用するためDIYで補修できる方がいい → アスファルト
・走りやすさや歩きやすさを重視する → アスファルト
・早く施工してほしい → アスファルト
・デザイン性を重視する → デザインコンクリート・デザインアスファルト
理想のエクステリアに仕上げるためには?
理想のエクステリアに仕上げるためには、どのような舗装があるのかを知っておくことが大切です。さまざまな舗装を見て、自分はどのようなデザインにしたいのかを考えましょう。
また、アスファルトの業者へ相談しより理想的な外構デザインを提案してもらうこともできます。
ここでは外構に使われる様々な舗装について、業者に依頼する際に大切なコミュニケーションについて説明します。
知っておきたい様々な選択肢
アスファルトには排水機能やすべり抵抗などの機能があります。頑丈さや希望するデザインを考えた結果コンクリートでの舗装を選んだ場合でも、アスファルトの機能が必要となる一部分だけをアスファルト舗装にすることもできます。外構に使われる舗装を紹介します。
・石貼り舗装
玄関前から玄関までを石貼りにしてアクセントとして使用する
・洗い出し舗装
アプローチなどの歩道部分に洗い出し、駐車場はアスファルトの組み合わせなどを提案
・インターロッキング舗装
花壇周辺など、自動車が入らない部分のみインターロッキング舗装を使用
・芝舗装
車のタイヤが乗らない部分は芝舗装にして景観を変える
このように多種多様な舗装があります。これらを上手に組み合わせることで理想の外構を作りましょう。
業者とのコミュニケーションも大切
大がかりな施工をする場合、業者へお願いすると思います。その際に業者とのコミュニケーションをきちんと行っておくことで、より良い外構を作ることができるかもしれません。業者はアスファルトの特性や種類についてたくさんの知識を持っています。どのような外構にしたいのかをイメージできているのであれば、そのイメージや要望、予算などをきちんと伝え、業者の方からデザインや予算を提案してもらいましょう。
また、施工の相場を知るためにはたくさんの業者で見積もりをすることも大切です。アスファルトの業者をお探しの方は是非当サイトへご相談ください。
まとめ
外構工事についてお悩みの方は、以下のことをポイントにして考えてみてはいかがでしょうか。
● アスファルトはのっぺりしやすいがアクセント素材を取り入れれば全体的に引き締まる
● アスファルトには排水やすべり抵抗などの機能がある
● コンクリートもアスファルトにも様々なデザインがあるため好きなデザインのほうを選択する
● 業者とコミュニケーションをとることでより良いデザインや予算を提案してもらう
これらのことを念頭に置き、納得のいく素敵な外構にしましょう。